11月頃に植え付けしたたまねぎの苗は皆さんはどれくらいに成長しましたか?
大きくなりすぎていたり、なかなか大きくならなくて不安に感じていたりしていませんか?
寒い12月、1月、2月を乗り越え3月になると少しずつ大きくなっていきます。
極早生、早生タイプのたまねぎはもう少ししたら収穫の時期になります。
はじめて収穫する時はいつ収穫できるのかが分からず悩みますよね。
この記事でははじめてたまねぎを収穫する人に向けて収穫のタイミング、収穫後の保存方法を紹介しています。
収穫はいつからできるの?
地域や品種によって時期が少し違うよ
玉ねぎの収穫の時期
玉ねぎの収穫の時期は寒冷地、中間地、暖地で少しずつずれています。
また品種によっても収穫の時期があります。
- 極早生タイプ
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一般的に「新たまねぎ」と呼ばれているものです。
収穫時期は3月下旬から4月中旬頃です。
- 早生タイプ
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早生タイプも一般的に「新たまねぎ」と呼ばれているものです。
収穫時期は4月中旬から5月中旬頃です。
- 中生タイプ
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収穫時期は5月中旬頃から6月下旬頃です。
- 中晩生、晩生タイプ
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収穫時期は5月下旬から6月下旬頃です。
収穫のタイミング
収穫のタイミングはどの品種でも同じでたまねぎの葉が倒れ始めたら収穫のタイミングです。
しかし倒れたからと言ってすぐに収穫しなくても大丈夫です。すべてが同じ日に倒れていくわけではないのでその畝の半分以上が倒れるまで待ってから収穫しましょう。または倒れ始めてから1週間位が過ぎてから収穫するのが良いです。
葉が倒れてもまだ成長はしますよ。少しでも大きくさせましょう。
かと言って収穫時期を大きく外してしまうと気温の高さで腐ってしまうことがありますので注意しましょう。
収穫したら半日ほど天日干しするので収穫する日は天気の良い日にしましょう。
収穫のやり方
たまねぎの葉が倒伏して収穫のサインが出たらいよいよ収穫です。
やっと収穫だね!
まずは天気予報をみて収穫する日を決めよう
玉ねぎは収穫したら天日干しするので収穫前日から2,3日は天気の良い日が続く日を選びましょう。
そしてたまねぎを抜くときは葉を握って引き抜きます。引き抜いたら根っこを切ります。
このたまねぎの根っこは抜いても土の表面、大気中から水分を吸おうとします。
そのままにしないでギリギリの所で根切りをしましょう。
この上の画像は初めて収穫して根を切るのを忘れて天日干ししていました。
後から気づいて根を切りました。
根っこを切るのは重要なポイントです。根っこを残しておくと抜いても根っこが大気中の水分を吸おうとたまねぎが必要以上に頑張ってしまいます。天日干しをしたいのに水分を吸おうとしてしまうので玉ねぎの痛みも早くなってしまいます。
収穫の時期が5月、6月になる中晩生、晩生タイプは気温が高く湿度も高くなってくる時期です。たまねぎを収穫して天日干しする時は注意していないとカビが生えやすくなってしまいます。
全部収穫したら半日ほど畑の上で天日干しをします。
収穫後の保存方法
吊るして乾燥できる場合は天日干しが終わったらたまねぎの葉を15cm~20cm程残して切ります。
ビニール紐、麻ひもなどで2個ずつか4個ずつで葉の根元付近で縛ります。抜けないようにしっかり結びましょう。
縛ったたまねぎを雨の当たらない半日蔭の場所で竿などの吊るせるものに引っ掛けて乾燥させましょう。
吊るす場所がない場合は収穫して天日干しが終わったら葉を根元まで切り落として風通りの良い箱、ケース(収穫コンテナがあると良い)に入れて風通しの良い半日蔭で乾燥させましょう。
たまねぎ、じゃがいもなど収穫する時にあると助かりますよ
まとめ
ここまでたまねぎの収穫のタイミング、保存方法を紹介してきました。
年末の寒い時期から育ててきたたまねぎをようやく収穫できるのは育ててきた人の楽しみでもあります。
家族や知り合いの人みんなで楽しみながら収穫するのもいいですね。
玉ねぎは短期保存タイプから長期保存タイプまであります。育ててきた品種がどれくらい保存できるかを知っておくのも大切です。
品種によって保存できる期間、たまねぎの育て方を紹介している記事も作りましたのでぜひそちらも読んでみて下さいね。
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