家庭菜園で人気のあるピーマンです。初心者にも育てやすい野菜なので春夏野菜の栽培計画に入れてみましょう。
1株で数十個も収穫出来るのでシーズン中はピーマンに困る事は無いですよ。
ピーマンは種から育てるのは最初は難しいです。植え付けするまでの時期にうまく苗が成長していないと栽培時期が過ぎてしまいます。最初はホームセンターで苗を購入することをおすすめします。
4月位になるとホームセンターでいろいろな品種のピーマンの苗が販売されてきます。最近はカラーピーマンで赤色、黄色、オレンジ色も出てきています。食べてみたい品種を選んでくださいね。
家庭菜園でおすすめのピーマンの育て方・栽培方法
基本情報
品名 | ピーマン |
分類 | ナス科 |
発芽地温 | 25℃~30℃ |
生育温度 | 25℃~30℃ |
土壌酸度 | ph6.0~6.5 |
連作障害 | 3,4年あける |
病害虫 | アブラムシ、モザイク病、うどんこ病など |
植え付け時期 | 寒冷地 5月下旬~6月中旬 中間地 4月下旬~6月上旬 暖地 4月中旬~5月下旬 |
栽培カレンダー
付け 苗の植え付け 収穫
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |||||||||||||||||||||||||
寒冷地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中間地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
暖地 |
ピーマンの主な品種
- トーホク やわらかピーマン 緑輝(りょくき)
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果実は艶のある濃い緑色で柔らかい果実です。耐暑性があり病気に強いタイプです。
私のおすすめ品種です。特に病気にかかることもなく順調に成長、収穫が出来ましたよ。
- サカタのタネ 翠玉二号
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果実は濃い緑色で果肉が厚いです。耐病性、耐暑性もあるので育てやすい品種です。
- タキイ種苗 京みどり
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果実は細長で濃い緑色です。果肉は薄く食感が良いです。耐病性、耐暑性があります。
ピーマンはどの品種も耐病性、耐暑性があり育てやすいね
そういえば順調に成長して収穫も安定していてたくさん獲れたね。
いろいろな料理に使えて助かるよ
ピーマンの育て方の流れ
プランター栽培を紹介しています。
- プランターを準備する
- 培養土を入れる
- 苗を定植する(ここでは苗を購入した場合で紹介しています。)
- 肥料を与える
- 収穫する
プランターの種類はなんでも大丈夫ですが、大きめで培養土の容量がたくさん入るものを選んでくださいね。
プランターの底にネットが入っているタイプでしたら鉢底石は入れる必要はありません。
ネットがない場合はネット入り鉢底石を使うと後々取り出す時に便利ですよ。
市販の培養土をプランターのフチより5cmくらい下まで入れます。
丸形プランターでしたら深さは30cmあると培養土の容量がたくさん入り水分確保も良くなります。
苗を定植する時はあらかじめ苗をポッドのままバケツなどに入れ水に浸してください。そうすることによって定植したときに根が活着しやすくなります。
ポッドから苗を取り出すときは片手でポッドを持ちもう片方の手の人差し指と中指の間を苗の根元に添えます。ポッドを逆さまにすると同時に添えてる手も返します。しっかり苗を支えたらポッドを苗から抜きます。
抜けない時はポッドの底の穴に指を入れ土を押し出します。
定植したら仮支柱を立てます。苗から5cm位離れたところに斜めに差し苗の茎と支柱を結びます。
膝上まで成長してきたら150cmの支柱を使い本支柱を立てます。株元から20cm位離れたところに1本目を斜めに差します。2本目、3本目の支柱を1本目の支柱とクロスするように差します。
これくらいの時期に1番果が咲いているかその1番果に実が出来てきます。この1番果は大きくさせないうちに摘果(てきか)します。摘果とはその実を取ってしまうことです。
その実を大きく成長させてしまうと株自体が大きく成長しなくなってしまう可能性があります。1番果に栄養を回さないようにして株自体を成長させるようにするのがポイントです。
植え付けしてから2週間したら1回目の追肥をします。
5gくらいの化成肥料を株の周りにパラパラと蒔きます。追肥したら中耕(株間の固まった土を軽く耕すこと)します。
その後は2週間に1回追肥をしていきましょう。
出来る限り害虫のチェック、黄色く枯れてきた下葉は取り除きましょう。
株元の風通しを良くしておくのも病気になりにくい対策になりますよ。
肥料成分オール8がバランスよくて使いやすいですよ。
ピーマンの大きさが6cm~7cmになったら収穫です。
ピーマンのヘタから剪定ばさみで切ります。
剪定ばさみがあると色々使えて便利ですよ。
ピーマンの連作障害
ピーマンはナス科です。ピーマンを育てた畝は3,4年は同じナス科を育てることはやめましょう。
例えばナス、トマト、じゃがいもはナス科です。同じナス科を連作すると病害虫が増加してしまうことがあります。ナス科に発生する病原菌、害虫が毎回蓄積していくようなイメージです。そこに違う科目を栽培する事でリスクを減らすことが出来ます。
家庭菜園でスペースにあまり余裕がない場合は3,4年もピーマンを育てられないのは寂しいですよね。そういう場合はプランター栽培でローテーションすると別々の場所で栽培できます。
大きめのプランター鉢底ネット付きと専用の支柱と防虫ネットです。おすすめです。
ピーマンの後作におすすめの野菜
ピーマンは果菜類です。果菜類の後作には根菜類がいいと言われています。
栽培する順番とかポイントがあるの?
生育不良を防ぐポイントがあって根菜類
葉菜類 果菜類という順番で栽培していくと良いと言われています。ピーマンは果菜類だから次は根菜類がいいのね
絶対にそうしなければならないというわけではないので参考程度にしてください。
アブラナ科の野菜では大根、ラディッシュ、キャベツ、小松菜などです。
ウリ科ですときゅうり、かぼちゃ。
イネ科のとうもろこしです。
マメ科ですと枝豆、落花生、エンドウなど。
同じ果菜類から果菜類でも育ちます。果菜類から葉菜類でも育ちます。
してはいけないのは同じ科目を連続で同じ場所で栽培する事です。ピーマンはナス科です。同じナス科は後作にしないようにしてくださいね。
ピーマンの収穫が終わる頃11月~12月は秋冬野菜を始めるには少し遅いです。このくらいの時期で私のおすすめは小松菜がいいと思います。
小松菜はトンネル掛けなど防寒対策をすれば1か月、2か月ほどで収穫出来ます。春夏野菜の準備をするまでに間に合います。
マメ科のサヤエンドウ、スナップエンドウは冬を越して翌年の4月中旬~6月上旬に収穫します。この場所では春夏野菜の準備には間に合わないのでしっかりと栽培計画を立てておきましょう。
それかピーマンの後は翌年の春夏野菜まで休ませておくのもいいかもしれません。休ませている間に畝の土の寒起こしをしたり冬の間にやれることをしてみてくださいね。
冬のうちにやっておく事を紹介しているので参考にしてみて下さいね。
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