にんじんは根菜類になります。苗で販売してることはないので露地栽培、プランター栽培で種から育てます。
日なたを好むので日当たりの良い場所を選び種を植え付けます。
ニンジンにはカロテン、ビタミンCが豊富で健康にも良い野菜です。
初心者でも育てやすいし、色々な料理に使えるのでおすすめの野菜です。
家庭菜園でおすすめのにんじんの育て方・栽培方法
基本情報
品名 | にんじん |
分類 | せり科 |
発芽地温 | 15℃~20℃ |
生育温度 | 15℃~25℃ |
土壌酸度 | ph6.0~6.5 |
連作障害 | 1,2年あける |
病害虫 | ネキリムシ、キアゲハ蝶の幼虫、ネコブセンチュウなど |
種まき時期 | 寒冷地 4月上旬~6月下旬 中間地 3月上旬~4月下旬、6月下旬~8月上旬 暖地 2月下旬~3月下旬、7月上旬~8月下旬 |
栽培カレンダー
付け 種まき 収穫
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |||||||||||||||||||||||||
寒冷地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中間地 | 春まき | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
夏まき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
暖地 | 春まき | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
夏まき |
にんじんの主な品種
- サカタのタネ おてがるニンジン 紅あかり
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暑さや寒さに強く、病気になりにくい品種です。夏まき用で冬に収穫出来ます。しかも寒さに強いので冬の寒い時期でも畑の中で保存できるので使いたい時にいつでも収穫出来ます。
- サカタのタネ ベータリッチ
-
耐寒性があり病気にも強いです。ニンジン特有のにおいが少なく甘さもあるので子供にも食べやすい品種です。
周年栽培も出来るので家庭菜園で人気があります。
にんじんの育て方の流れ
- 畝の作り方
- 種蒔きをする
- 間引きをする
- 肥料を与える
- 収穫する
畝を立てる前に30cm位まで深めに耕し石、ごみ等を取り除く。
石、ゴミなどが残ってるとにんじんの根が二股になってしまうので注意してください。
マルチシートを張らないので種まきは畝に2列の深さ1cmのすじをつけます。
そのすじに1cm間隔で種をパラパラとすじに沿って蒔きます。この蒔き方を筋蒔きといいます。
種を蒔いたら土を平らにかぶせ上からしっかりと押さえます。
水を与えたら畝の上に不織布を被せU字ピンで押さえます。この時にもう一度軽く水を掛け不織布を湿らせておきましょう。
にんじんは発芽する力が弱いので種まきを密にすることによって支えあいながら発芽していきます。
発芽するまで毎日不織布の上から水を掛けて乾燥しないようにする。7日~10日くらいで芽が列に沿ってきれいに発芽してきます。そうしたら不織布はもう外しましょう。
芽が5cm位になったら株間を3cmになるように1回目の間引きをします。
2回目の間引きは芽が10cm位でやります。株間は5,6cmにして間引いたら土寄せをしましょう。
この時に化成肥料をパラパラと列に沿って軽く蒔きます。土と一緒に混ぜていきます。
3回目(最終)の間引きは株が15cm位でやります。株間は15cm位に間引いたらしっかり土寄せしましょう。前回の肥料を与えてから2週間以上経っていたらこのタイミングで追肥しましょう。1株につき化成肥料を軽く一握りしてパラパラと株周りに蒔きます。
以降、2週間に1回肥料を与えましょう。
株元ににんじんの肩が見え始めたら土を被せましょう。日に当たると紫色に変色してしまいます。
株元の土を払いのけてにんじんの肩が4,5cmになっていたら収穫しましょう。または購入した種の袋に記載されている収穫時期を参考にしてください。
にんじんの連作障害
にんじんはセリ科の野菜です。にんじんを育てた場所では最低でも1年は同じセリ科を栽培するのは避けましょう。
同じセリ科を連作すると病害虫が増加してしまうことがあります。ナス科に発生する病原菌、害虫が毎回蓄積していくようなイメージです。そこに違う科目を栽培する事でリスクを減らすことが出来ます。
土壌中の成分バランスが崩れると野菜の生育が悪くなったり枯れてしまったりする可能性があります。
にんじんの後作におすすめの野菜
にんじんは根菜類です。根菜類の後作には葉菜類がいいと言われています。
栽培する順番とかポイントがあるの?
生育不良を防ぐポイントがあって根菜類
葉菜類 果菜類という順番で栽培していくと良いと言われています。にんじんは根菜類だから次は葉菜類がいいのね
絶対にそうしなければならないというわけではないので参考程度にしてください。
後作には白菜、キャベツでアブラナ科の野菜です。後はたまねぎでユリ科の野菜です。
にんじんを春播きして夏に収穫したら少し休みユリ科のたまねぎの栽培準備に入ってもいいですね。
まとめ
- ニンジンは家庭菜園で人気がとても高いです。品種によって周年栽培出来るので一年中栽培を楽しめます。
- 露地栽培でもプランターでも育つので気軽に始めやすいです。
- カロテン、ビタミンCが豊富で健康に良い。
ニンジン栽培の魅力は周年栽培が出来ることです。
冬の寒い時期でも畑の中でも保存できるよ
いつでも収穫が楽しめるね。
料理にも使いたい時に畑にあると助かるよ
真夏の暑い時期は畑の中で保存するのは病害虫の被害に遭うのでおすすめはしません。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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