じゃがいもの種いもを植え付けした後は油断してはいけません。
放ってておいてもすくすく育ってくれるイメージですが、ある天候下によって突然として全滅してしまう可能性があります。
こんな経験はありませんか?
昨日まで元気だったのに急に葉が茶色くカサカサになってるよー!
あれ?何でだろう!?
私も最初は分からなく困っていましたが色々調べて原因が分かりました。
この記事ではそんな経験をして調べて対策をまとめましたのでぜひ読んでみて下さい。
家庭菜園初心者必見!じゃがいもの霜被害を最小限に抑える方法
じゃがいもの霜被害
じゃがいもの植え付けは春じゃがいもの場合で寒冷地以外ではおおよそ2月中旬から3月中旬までとなっています。
春じゃがいもは芽出しをしない場合は植え付けてから地表に芽が出てくるまでだいたい1か月ほどかかります。
ようやく芽が出て安心しているときにある日様子を見に行くと元気に育っていたはずのじゃがいもの芽が茶色く、ひどいのは黒くなっていました。すべての芽がそんな状況でした。
触るとカサカサで粉々になるほどひどいのもありました。
初めてじゃがいもの栽培をしていてこのような状況になったときは何でこんなことに・・・と思いました。
調べるとこれは遅霜(おそじも)の被害に遭ったという事でした。
遅霜が降りるとは
霜とは空気中の水分が夜間に冷やされ地表や野菜など植物に付着することです。
霜が発生するのは外気温が4℃以下で前日に寒気がきていて天気が晴れで無風の状態が朝まで続いている状況下で起きやすいとされています。
曇りで風が吹いている状況では冷たい空気は風で暖かい空気と混じり霜は発生しにくいそうです。
この遅霜は4月5月頃まで発生する事があるので地域の霜情報で毎日チェックしましょう。
ちなみに秋じゃがいも栽培でも冬前に早霜(はやじも)が発生します。
今思えば秋じゃがいもがある程度おおきく育っているときに同じようなことがありました。
その時は理由が分からなく強い風で倒れて枯れてきたのだと思っていましたがちゃんと調べてようやくわかりました。
いつから霜対策をすればよいか?
理由が分かったところでいつから霜対策をすればよいのでしょうか。
基本じゃがいもは寒さには強いですが霜には弱いそうです。これをふまえて防寒対策というより霜対策とします。
じゃがいもの種いもを植え付けしたその時から霜対策をしていたほうが良さそうです。
植え付け直後はまだ地面の中に埋まっているので被害はありませんが、少しでも芽が地表に出てきたら注意していくことが大事です。
芽が出てきたら霜対策してもいいのですがすぐに作業が出来るとは限りません。用事があったり仕事が忙しく作業ができなかったりすることもあります。
そういうことを想定して植え付けしたついでに霜対策もしておくことをおすすめします。
霜対策のやりかた
露地栽培の場合はまず防虫ネット、寒冷紗でトンネルを作ります。
トンネルを作ったらその上から不織布を2枚重ねで掛けます。冷気が入らないようにトンネルを完全に覆いましょう。
これで大丈夫ね!
まだまだこれだけでは防げない時があるよ。
トンネルの中はマルチシートを張っていても張っていなくてもいいのですがさらに不織布を2,3枚重ねでふんわりべた掛けます。隅っこはめくれないようにおもりを置くかピンを挿しておきます。
そして朝が来たらトンネルの中と外の不織布は外します。毎回やるのは大変なのでめくっておくだけです。
地域によってはここまでする必要がないかもしれませんが過保護なくらいがいいと思います。
この対策を霜情報と天気予報を毎日チェックして危なそうだと感じたときはその都度、霜対策をしていました。
ちょっと大変ですが、この対策で霜被害には遭っていません。
注意点はトンネルの中の不織布は1枚だけですと霜は防げない時があります。不織布が水分で凍ってしまいじゃがいもの芽や葉にくっついて一緒に凍ってしまうこともあります。2,3枚重ねることにより不織布の表面は凍っていても中の方は大丈夫でした。
事前に用意しておくとすぐに対策出来ますよ。
まとめ
じゃがいもの霜被害は冬の前の早霜、冬の後の遅霜で発生しやすいです。
霜の被害は1株だけではなくほぼ全部に被害が出るので要注意です。
家庭菜園ですと数に限りがあるのでせっかく育てているじゃがいもが全滅してしまったらショックはでかいですよね。
もし被害に遭ってしまったらまずは様子を見ましょう。芽がまだ出てきたばかりで成長点をやられてしまうと大きくは育たなくなってしまいますが脇から芽がまだ出てくる可能性があります。後から出てくる芽は収穫量は少なくなってしまう可能性がありますが少しでも収穫できることを願いましょう。
成長点がやられていなく被害が小さければ1週間くらいでこのように脇芽からどんどん大きくなってくれますよ。
霜対策は少し面倒に感じるかもしれませんが絶対やることをおすすめします。
じゃがいもの育て方を紹介しています。こちらもぜひ読んでみて下さいね。
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