家庭菜園初心者必見!4月にやれること
4月に入ると気温も上がってきて春の陽気になってきます。しかし日中と夜間の温度差が激しく野菜を育てるには防寒対策、日中の高温による障害を管理していかないとせっかく育てている苗、野菜が萎れてしまったり枯れてしまいます。
またホームセンター、種苗店ではいろいろな野菜の苗が販売されてきます。夏野菜は種類も豊富で品種も色々あるので苗を選ぶのは楽しいですよね。
そのなかでもおすすめな野菜を紹介しています。
4月にできる野菜の育苗管理、苗を植え付けできる野菜
- ミニトマト(育苗管理)
- ピーマン(育苗管理)
- ナス(育苗管理)
- とうもろこし(育苗管理、植え付け)
ミニトマト
ミニトマトを育苗している方は順調に成長している頃ですね。4月はまだ育苗期間で4月中に植え付けするのはまだ早いです。地域や気候、気温によってはすくすく育ち苗の植え付けできる状態まで成長しているところもあるかと思います。
大体の所では5月上旬から植え付け開始できると思うので4月はじっくり成長を見守りましょう。
育苗している苗が大きくなりポッドが小さく感じたら鉢上げをしましょう。最終的には9cmポッドか10.5cmポッドまで鉢上げしていきましょう。
せっかく育ってきたのに取り出してしまって
大丈夫なの?
小さいポッドのままだと根っこが窮屈になって成長が遅くなってしまうよ。もっと大きく育てるためには鉢上げが重要なんだよ。
3月後半、4月からミニトマトの苗がホームセンターで販売されてきます。ミニトマト、中玉トマトは家庭菜園で人気が高くいろいろな品種を販売しているところが多いですよね。どれにしようか悩みますね。
ここで大事なのは
販売されている苗がどれくらい成長していますか?
3月後半、4月中旬位の苗ですと植え付けするにはまだ小さくありませんか?
販売しているからといってすぐに植え付けするのはちょっと待ってください。
植え付けタイミングとしては本葉が5節、6節まで成長していたら植え付けしてもよいとされています。
まだ小さいうちに植え付けてしまうと急な環境の変化、気温の低さ、遅霜などで苗が弱ってしまい枯れてしまう可能性があります。
まだ小さいようでしたらすぐに植え付けしないで日中は外で慣らし気温の低い夜は室内に入れるなどして環境にならしましょう。
詳しい育て方はこちらの記事で紹介しています。
ピーマン
ピーマンの種を育苗している方は引き続き育苗管理していきましょう。まだ寒い時期が続くので温度管理には注意が必要です。
ピーマンは寒さを嫌うので育苗は温室で日中は25℃~28℃くらいで、夜間は15℃から20℃くらいで温度管理をします。発芽するまでは一定の温度をキープしますが発芽してからは日中と夜間の温度に差をつけると良いそうです。
日中の天気の良い日には外気に当てたり、夜は加温を止めたりして徐々に低温に慣らしてから定植すると茎は太く、葉は厚く強い苗に育ってくれます。
大体ですが気温、環境にもよりますが播種から定植できるまでは2か月ほどかかります。4月入ってからでも育苗は出来ます。しかし4月になればホームセンターでピーマンの苗が販売されてきます。
4月から育苗を開始すると定植時期はおよそ6月頃です。苗を購入して植え付けたほうがはやく収穫出来ます。
種から育てるのも苗を購入して植え付けるのもどちらでも楽しみ方は人それぞれなので環境に合わせてチャレンジしてみてくださいね。
ピーマンの育て方・栽培方法を紹介しています。
ナス
ナスもピーマンと同様に育苗期間が2か月ほどかかります。育苗管理はピーマンと似ていて育苗は温室で日中は25℃~28℃くらいで、夜間は15℃から20℃くらいで温度管理をします。
発芽するまでは一定の温度をキープしますが発芽してからは日中と夜間の温度に差をつけると良いそうです。
日中の天気の良い日には外気に当てたり、夜は加温を止めたりして徐々に低温に慣らしてから定植すると茎は太く、葉は厚く強い苗に育ってくれます。
4月になればホームセンターでナスの苗が販売されてきます。まだ種まき、育苗していないのであれば苗を購入して植え付けすればはやく収穫出来ますよ。
4月からでも育苗は開始できるのでチャレンジしてみるのもいいですね。
とうもろこし
とうもろこしをお勧めする理由は獲れたては甘い!からです。この甘さは市販で売られているとうもろこしでは味わえないです。
3月から4月はとうもろこしの栽培開始が出来ます。育て方はポッドに種を植え育苗して畑に定植する方法、畑に直に種を蒔く方法、ホームセンターで販売している苗を購入して植え付けする方法です。
まず、4月からの種まき、育苗は少しリスクがあります。この時期に種まき、育苗したとうもろこしの収穫は6月、7月頃になります。そうするととうもろこしの天敵アワノメイガという害虫の被害が多く発生します。アワノメイガは6月頃から発生しとうもろこしの葉の裏に卵を産み付けます。アワノメイガの幼虫は葉から茎を通りとうもろこしの雄穂、雌穂の中に入り込み食害します。
このアワノメイガの被害を避けるためにとうもろこしの栽培時期を早めの2月下旬から3月上旬に種まき、育苗するやり方があります。早めに栽培して早く収穫すればアワノメイガの被害を少なくできるか、まったく被害に遭わずに収穫出来ます。
私も2月後半から育苗を開始して5月上旬には収穫しました。
結果としてアワノメイガの被害に遭うことはありませんでした。
早めに栽培を始めればアワノメイガの被害に遭わなくなりますがデメリットもあります。2月、3月はまだ寒いため防寒対策をしておかないと苗が弱ってしまいひどいと枯れてしまいます。
種まき、育苗した苗を植え付けしたら防虫ネットでトンネルを作りその上から不織布を2,3枚重ねて掛けると寒さ対策になります。特に霜にやられることがあるため夕方には不織布を掛けて朝になったら不織布を外して管理していきましょう。
実際これでも寒さ、霜の被害に遭うことがあります。早い時期から栽培するのは管理が難しいのでそこまでできないという方は4月から栽培を始める事をおすすめします。
露地栽培をする場合は一つの植穴に種を2,3粒蒔きます。とうもろこし栽培では発芽を揃えて栽培すると管理がやりやすくなります。なので発芽して葉が3,4枚になったら大体同じ成長をしている苗を残し間引きします。
ポッドに種をまき育苗する方法、露地栽培する方法でも同じ日に種を蒔いてもきれいに発芽が揃いません。発芽が揃わずバラバラな大きさの苗を植え付けすると人工授粉させるときなど栽培管理が難しくなってしまいます。
3月後半、4月になるとホームセンターで苗が販売されてきます。苗を購入して植え付けすれば育苗の手間が省けます。
ただホームセンターで販売されているとうもろこしの苗は品種が少なくお目当ての品種が出るかは運、お店次第です。またとうもろこしは1本だけでは受粉出来ないため最低でも2本以上は用意しておきたいです。
詳しい育て方はこちらの記事で紹介しています。
4月に管理すること
- たまねぎの管理
- 春じゃがいもの管理
たまねぎの管理
4月に入ると春の暖かさが出てきてたまねぎもどんどん大きくなっていきます。
たまねぎの極早生の品種は4月中旬から、早生の品種は4月下旬位から収穫できるようになります。
たまねぎの葉が倒れてきたら収穫の合図です。天気の良い日が続いた日に収穫をしましょう。
この時期に収穫するたまねぎは長期保存には向かないため注意しましょう。保存出来て夏までです。
中生の品種はまだ収穫の時期には少し早いです。おおよそ5月下旬位からです。引き続き病害虫の被害に遭っていないかよくチェックしましょう。3月に止め肥をしていれば追肥はしません。もし止め肥を忘れていた場合は4月初旬までに止め肥をしてください。
また追肥はしていたけど大きくならない場合は様子を見ましょう。気温が暖かくなりどんどん大きくなっていくことはあります。焦ってさらに追肥をするのはやめましょう。
中晩生、晩生の品種の収穫もまだ早いです。おおよそ6月上旬から収穫出来ます。基本3月で止め肥をしていれば4月に追肥をしなくても大丈夫です。4月はどんどん大きくなっていきますので病害虫の被害に遭っていないかチェックしましょう。
たまねぎの育て方・栽培方法や収穫のタイミング、保存方法を紹介しています。こちらも読んでみて下さいね。
春じゃがいもの管理
2月下旬、3月に種いもを植え付けした春じゃがいもは芽を出している頃ではないでしょうか。
この時期に気を付けることがあります。
それは霜の被害です。
夜間、朝方は気温の変化が毎日変わります。夜間から朝方の温度が5℃を下回る時は要注意です。
朝、畑の様子を見に行って驚愕します。全部のじゃがいもの芽が黒くなって枯れてしまっている光景を目の当たりにしました。
初めてじゃがいもを栽培したときは防寒対策をしていなかったのです。
そんな失敗もあり次からはじゃがいもの種いもを植え付けしたら防寒対策を強化しました。
防虫ネットでトンネルを作りその上から不織布を2枚重ねで掛け、さらに3,4枚重ねの不織布をトンネルの中にもふんわり掛けます。霜対策では不織布を1枚掛けただけでは霜被害を防げません。
日中は不織布は外します。面倒ですがこれくらいやらないと霜被害は防げませんでした。
これは私の経験ですが過保護なくらいに防寒対策をした方が
良いです。
地域によってはここまでは必要ないかもしれませんね。
じゃがいもの育て方を紹介しています。
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