秋冬野菜の収穫が終わり越冬する野菜を除き新たに野菜を栽培する事はあまりなくなってきます。
越冬させる野菜は適宜株のチェック、追肥などをしましょう。
収穫の終わったこの時期は何かした方がいいのかなと思う事があるかと思います。
この記事では家庭菜園で冬のうちにやっておく事を紹介します。
家庭菜園で冬のうちにやっておく事
- 越冬野菜の管理
- 残渣を片付ける
- 道具の手入れ
- 収穫の終わった畝を土起こしする
- 翌年の春夏野菜の栽培計画を立てる
越冬野菜の管理
冬の寒さは人にとっても野菜にとっても厳しい季節です。耐寒性のある野菜の品種でも防寒対策は必要になります。畝にマルチシートを張っていなければ敷きわらで対策できます。ホームセンターでも販売されていますので入手はしやすいですよ。
ビニルトンネルで野菜を寒さから守る対策もあります。注意点は冬でも昼間の天気の良い日で気温が上がりすぎるときは裾をめくり上げて湿気を逃がす事、過保温にならないようにすることが大事です。
水やりはそれほど多く与える事はありませんが雨が何日も降らなく土が乾燥していたら水やりしましょう。特に土が乾きやすいプランター栽培している野菜はよくチェックしましょう。
この時期に追肥をする越冬野菜もあります。エンドウ豆、たまねぎなどです。
私は追肥をよく忘れそうになります。
残渣を片付ける
畝に残っている野菜の葉、根は可能な限り片付けるようにしましょう。葉についている害虫が畑の中に残ったり潜ってしまい後作に悪い影響が出てしまう可能性があります。
収穫後に残っている根っこも良く観察してください。根っこに大中のこぶがたくさん付いていたら病気にかかっている事があります。畑の中に残して置いたら後作に影響が出てしまう可能性があります。大きく育たなかったり、そのまま枯れてしまうことがあります。
次に栽培する野菜のために綺麗、清潔、清掃を心がけましょう。
私は残渣、根っこはふるいを使って可能な限り取り除く事にしています。
道具の手入れ
防虫ネット、支柱などは片付けましょう。目には見えませんが菌やウイルスが付いてるかもしれないのできれいに洗って天日干ししてください。
キッチンなどで使うゴム手袋をしてブラシできれいに洗えば寒い冬でも作業は楽になりますよ。
私はマルチシートを洗って再利用するのは菌、ウイルス付着の懸念があるので再利用はしていません。洗いにくいというのも理由の一つです。
収穫の終わった畝を土起こしする
寒起こしと呼ばれ冬の寒い時期に収穫の終わった畝の土を深さ20cm~30cm掘り起こします。この時のポイントは掘り起こした土の塊は崩さないでおくことが大事です。
写真は少し細かいですが、もっと荒く土を起こしても大丈夫です。
土の塊を冷たい空気にさらすことで土の中に含まれる水分が夜中に凍結し日中に溶けて乾燥する。これを繰り返していくうちに土の塊が崩れていきふかふかの土になっていきます。
この過程で土の中にいる害虫が寒さで死滅していく効果もあります。
根こぶ病、そうか病がひどいときは寒起こしの前にフロンサイド粉剤を適量まきます。その後に寒起こしをします。
同時に土の中の消毒もやると効果的です。
私が使用しているのは住友園芸化学のフロンサイド粉剤です。
農薬は使用注意事項をよく読み正しい使い方をしてくださいね。ご自身の責任で判断してください。使用タイミングと使用量を間違えなければ安心して育てた野菜を食べれますよ。
翌年の春夏野菜の栽培計画を立てる
春夏野菜の栽培計画を立てましょう。
まずは何をどこに植え付けるかを決めましょう。前作、前々作で何を栽培したかによって植え付けできる野菜を考えなくてはなりません。
これは同じ科目の野菜を続けて栽培するのは良くないという事です。連続して同じ科目を育てるとうまく育たなかったりする影響が出ることがあります。これを連作障害といいます。
連作障害を避けるために輪作という栽培する場所をローテーションしながら栽培していきます。
野菜によって何年期間を空けるかを確認して植え付けする場所を計画しましょう。
スペースがあまりない場合はプランター栽培できる野菜を選び栽培できる野菜を増やしましょう。
春夏野菜のプランター栽培でおすすめはミニトマト、ピーマン、ナス、にんじん、じゃがいもです。大きめのプランター1個に1株ずつで栽培します。
ミニトマト、ピーマン、ナス、じゃがいもにおすすめ!
30cmの深型プランターです。 にんじん、ミニ大根におすすめです!
720mm用支柱、防虫ネット 苗の植え付け後しばらくは防虫、防風対策しましょう
650mm用支柱、防虫ネット 苗の植え付け後しばらくは防虫、防風対策しましょう
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